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夏の起きられない対策に。IFTTT + IRKitでクーラーを目覚ましにして快適な起床を手に入れよう

公開日時

最近暑さで寝苦しい夜が続いていますね。

我が家では寝る前にクーラーをつけて、2時間後にクーラーが切れるように「切タイマー」を設定しています。

クーラーのリモコンにはもうひとつ「入タイマー」というものもあり、こちらは「x時間後にクーラーを入れる」というのが出来ます。

便利なタイマー機能なのですが、我が家のクーラーだと残念ながら切タイマーと入タイマーを両方設定することができませんでした。

そのため「切タイマー」で寝る前は快適に寝れるのですが、朝はクーラーが自動起動できないため寝苦しくなって起きる、という辛い起床を繰り返していました。

「クーラーをつけっぱなしにして寝ればいいのでは?」と思われるかもしれませんが、クーラーをつけっぱなしにすると風邪を引きそうなのと、電気代が高くなるのでできれば節約したいところです。

「入タイマーと切タイマー両方使えればいいのになぁ」と半ば諦めかけていたのですが、そんな時「IRKitを使えば解決できるんじゃないか?」と思いつきました。

最初は自分のサーバにIRKitでクーラーを起動するスクリプトを置いて、cronで指定時刻に実行するようにしようと思ったのですが、IRKit作者の @maaashさんが、IFTTTとの連携方法をまとめてくださっていました。

IFTTT/IRKit Integration

これを使えばサーバなしで「6時30分になったらクーラーを起動する」というのが実現できそうです。

少し複雑ですが、 ドキュメントを見ながら順に設定していけば特にハマることなく設定できました。

IRKit側では、clientkeyとdeviceidを設定、取得した後、 GET /1/messagesのAPIを使って、クーラーを起動する際の赤外線信号を取得します。

IFTTT側では、日付をトリガーとして、Wordpressのブログ投稿アクションを使ってIRKkitを起動するように設定します。

今回は日付をトリガーとするIFTTTの設定方法をまとめておきます。

---- 8/2追記 ----

@soh335さんから「maker channel 使えば wordpress hack しなくても大丈夫だよ」というアドバイスをもらったのでmaker channelを使って起動するように設定してみました。

長くなったので別記事に分けました。

IFTTTのmaker channelを使ってIRKitを操作する@soh335さんありがとうございます!

---- 追記ここまで ----

1. IFTTTのレシピを作成

IFTTTにログインして「My Recipes」にある「Create a Recipe」を選択します。

if0

2. トリガーの設定

検索窓に「date」を入力して「Date & Time」のトリガーを選択します。

if1

続いて、いつ起動するかを設定します。

毎朝起動して欲しいので「Every day at」を選択します。

(特定の曜日のみ起動して欲しい場合は「Every day of the week at」を選択してください)

if2

「6時30分」に起動するように設定してトリガーを作成します。

if3

3. IRKitの起動設定

続いてはアクションを設定していきます。

if4

検索窓に「word」を入力して「WordPress」のアクションを選択します。

if5

続いて「Create a post」を選択します。

if6

初回にWordPressのログイン情報を入力する必要があるのですが、以下の値を入力します。

項目入力値
Blog URLhttp://ifttt.getirkit.com/
Username適当な英数字を入力
Password適当な英数字を入力

WordPressアクションの接続先が設定できたら、お次はブログ投稿フォームを使ってIRKitに赤外線信号を送る設定を行います。

ブログ投稿フォームに以下を入力して「Create Action」を選択します。

項目入力値
Titleclientkeyを入力
Bodyクーラー起動の赤外線信号を入力
Categoriesdeviceidを入力

if7

4. レシピ完成

最後にレシピの説明文を書いて、「Create Recipe」をクリックすればレシピの完成です。

if8

5. 起動しっぱなし防止のため、停止アクションも作成しておく

同様の手順で停止アクションも作成しておきます。

今回は7時30分にクーラーが切れるように設定しておきました。

停止アクションを作っておくことで、クーラーを止め忘れたときに自動で停止してくれるので安心です。

例えば旅行で部屋を留守にする日があった際に、自動起動でクーラーが起動したままになる、という事故を防ぐことができます。

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外出の際はあらかじめIFTTTのレシピをオフにするようにしましょう。

確認方法に関して

レシピ作成後に、IFTTT経由でクーラーが起動できるか確認しようと思い、レシピ画面ある「ForceRun」(リロードアイコン)を実行してみたのですが、起動できませんでした。

if9

Dateのトリガーの場合は強制実行したとしても、指定時刻にならないと無視されてしまうということなのかもしれません。

こちらに関しては現在調査中です。

ただ、強制実行では確認はできなかったのですが、翌朝6時30分に無事クーラーが起動してくれました。

まとめ

クーラーの入タイマーと切タイマーの同時利用は諦めかけていたのですが、IFTTT + IRKitを使うことで、入タイマーと同様の機能を再現でき、入タイマーと切タイマーの同時利用が実現できました。

また、停止アクションと組み合わせたことで入タイマーからの切タイマーも設定できるようになったので、元の機能よりもパワーアップさせることができました。

IRKitを使うと、家電で諦めていた部分を解消することができるので非常に便利です。

「このリモコンの機能だとちょっと不便だな」というのがあった場合は、IRkitで解決できないか試してみてはいかがでしょうか?

追記

寝る時「エアコン」をタイマーで切っちゃダメ!熱帯夜に快眠する方法 - NAVER まとめという記事では「エアコンは28~29度設定で終夜運転にする」というのがオススメされていました。

我が家では「寝る前と起きるときだけ快適になっていれば快眠できるのではないか?」という仮説を立てて検証していこうと思います。


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